
みなさんこんにちは。PET&LIFE店スタッフです。
つい10年ほど前までは“ペットカートといえばシニアの介護用”のイメージが強かったのですが、ここ数年でペットカートの用途がどんどん広がり、今やペットをお迎えする段階でカートを購入される方もかなり増えてきました。普段のお散歩やおでかけには手放せません!という声もたくさんいただいております。
カートを使う方が増える一方で、誤った使い方や危険な乗せ方をしているケースを目にする機会も増えました。
そこで今回は、エアバギーを愛用中のユーザーのみなさん、またこれからペットカートを使ってみようかなと検討されている方へ、改めて「安全・快適なカートの使い方」をお伝えしたいと思います。
ペットも飼い主さんも安心して楽しいお出かけができるよう、ぜひ今一度チェックしてみてくださいね!

■耐荷重を守っていますか?
「少しの時間だから」「ちょっとそこまでだから」そんな軽い気持ちでペットを乗せすぎたり、耐荷重を超えた荷物を載せてしまったりしていませんか?それが思わぬ危険に直結することがあります。
ペットの突発的な動きなどによりバランスを崩して転倒したり、フレームやタイヤにダメージを与えることに繋がります。
ペットカートを安全に使用していただくためには耐荷重内でのご使用がマストです。ペットの体重プラス+荷物の重さをぜひ今一度確認してみてくださいね。
【製品別耐荷重】
DOME3 ラージ 20㎏/レギュラー 12㎏
DOME2 M 15㎏/SM 10㎏
TWINKLE 25㎏
NEST BIKE 45㎏
CARRIAGE 55㎏
WIZ 12㎏
FITT 10㎏
■ハンドルに重い荷物を掛けていませんか?
DOMEシリーズのバスケットは容量17ℓ、耐荷重5㎏の大容量な荷物入れ。エアバギーの安定した走行性能と重心バランスを考え、お荷物は全てバスケットに収納していただくことを推奨しています。
そうは言ってもハンドルに少しくらいなら荷物をかけても構わないですよね?とよく質問を頂くのですが、ハンドルの1点に集中して荷重がかかると、カート転倒のリスクが高まります。特にS字フックは荷物をかけすぎてしまう傾向があるため使用を控えていただくようお伝えしています。
手元ですぐに取り出したい小物類などは、ハンドル両サイドに取り付ける専用のオーガナイザーをご用意しておりますのでこちらをぜひご利用いただけたらと思います。耐荷重2㎏までとなりますので重い物は避けてくださいね。

■ペットは正しく乗れていますか?
コットの縁に前足をかけて乗り出したり、ハンドルに前足をかけた状態など危ない乗り方をしている子をたまにお見かけします。ほんの一瞬でも手を離した際に転倒のリスクがあり非常に危険です。
また、多頭で乗っている場合に多いのが、複数頭でコットの前方に座ってしまい前後の重量バランスが極端に偏ってしまっているケース。この場合もなるべくコットにかかる重量が均等になるように座らせてあげるようにしましょう。

■ハーネスはきちんと着用していますか?
コットの中にいるからといって安心して何もつけずには禁物です。飛び出し防止リードは必ず着用しましょう。
また、コットの中についている飛び出し防止リードをペットが動きやすいようにと長―くしていませんか?あまり長くし過ぎるとペットが絡まってしまったり、万が一コットから飛び出してしまった際「飛び出し防止」の意味をなさなかったりと危険です。
万が一の飛び出しの際、首輪より危険が少ないハーネスの使用をおすすめしています。

■うちの子は大丈夫!と思っていませんか?
ちょっと写真を撮るだけ。ちょっとお会計するだけ。とカートから目を離したり、手を離したりしていませんか?うちの子はおとなしいから、うちの子は吠えないから、は禁物です。
例えば普段はおとなしいわんちゃんでも、カートから手を離した瞬間にお友達のわんちゃんを見つけて嬉しくなって突発的に動いてしまったら、カートには耐荷重以上の力がかかる可能性があります。
ペットカートの耐荷重は、コットの中でペットが静止している状態での耐荷重です。万が一カートが転倒してしまったら、ペットの大けがにつながりかねません。カート乗車中に限らずですが、ペットからは目を離さずに見守ってあげてくださいね。
■乗る前に点検を習慣に。タイヤの空気補充を忘れなく
エアバギーのタイヤは自転車と同じ、定期的な空気補充が必要なエアタイヤです。ぜひ乗る前の空気圧をチェックを習慣にしてしてこまめな補充をお願いします。タイヤの空気が抜けたまま走行してしまうと、乗り心地や押し心地が悪くなるだけでなく、パンクのリスクも上がってしまいます。
エアバギーが携帯型のエアポンプを採用しているのは、気づいたときにすぐにその場で空気補充をしてほしいから。少し手間に感じることがあるかもしれませんが、このエアタイヤのおかげで段差もでこぼこ道も軽く押して歩けるのです。慣れればとっても簡単に入れられますよ。
バスケットに取り付けていつでも持ち歩けるようになっていますので、ぜひタイヤの空気はいつも万端!にしてみてくださいね。お店でも空気補充はいつでも行っていますのでぜひお近くにいらっしゃった際はお立ち寄りください。
カートの中にいる大切なペットを守れるのは、ハンドルを握っている飼い主さんただひとりです。常にペットと周囲の安全に気を配り、公共のルールとマナーを守って正しく使用してくださいね。
次回は、エアバギーならではの、お出かけ前メンテナンスチェックリストをご紹介いたします。ぜひ合わせてお出かけ前にチェックしてみてください!