みなさんこんにちは。PET&LIFEスタッフです。
今回は、災害への備えについて考えてみたいと思います。
台風や大雨による河川の氾濫、地震がもたらすさまざまな二次災害…
突然の災害時、飼い主としてどのように行動をすればよいのでしょうか。
また、万が一に備えて、今できることは?
知っておくと役に立つ防災用品やしつけのことなど、ペットのための防災対策についてまとめました。
《必ず必要なもの》
・キャリーバッグ/ケージ/リュックなど
普段から使い慣れているもので、なるべく伏せができるサイズ感のものがおススメです。
災害時はキャリーから出られない場合が多いため、長時間同じ体勢を取らせないよう少し大きめのサイズのものを用意しましょう。
・水/食料
ドライフードはもちろんですが、災害時は環境の変化で不安になり食欲がなくなる場合があります。ウェットフードやおやつも用意しておくといいでしょう。
また、ウェットフードは水分も一緒に摂れるため、よりおススメです。 お水は通常の飲料水とペット用の経口補水液があればなお良いでしょう。
・簡易トイレ/マナー用品/消臭袋
トイレットペーパーやオムツ、ペットシーツは必需品となります。 支援物資は人間のものが優先されるため多めに準備しておきましょう。
あわせて、排泄物を入れる袋は何にでも使用できるため、なるべく多く準備しておきましょう。 また、マナー用品に関して特に神経質な子は普段から使用している種類のものを用意しましょう。
オムツに慣れていない場合、非常時+オムツを付けられているというイメージになってしまい、余計なストレスがかかってしまったり、慣れていないせいで排せつを我慢してしまう可能性もあるので、オムツを付けている状態に慣れる練習を日頃から行っておくといいでしょう。
・首輪/ハーネス/リード
パニックになり予期せぬ行動をとる可能性もあるため咬傷事故やペットの行方不明から守るためにも必須アイテムとなります。 常日頃から装着の練習をし、非常時でも落ち着いて行動できるようにしましょう。
・迷子札/鑑札
ワンちゃんとはぐれ、離れ離れになってしまった場合見つけるのは困難です。 そんな時に役立つ迷子札は作っておいた方がいいでしょう。
また、避難所によっては狂犬病等のワクチン接種証明書が必要となる場合があるため控えや鑑札を用意しておきましょう。
・おもちゃ
長時間キャリーの中に入りっぱなしになり退屈でストレスが溜まります。 少しでも解消してあげられるように長持ちのするおもちゃや 中におやつを入れて遊べるトリーツトイ、お気に入りのおもちゃなどを用意してあげると良いでしょう。
・寒さ・暑さ対策
季節に合ったお洋服や毛布・タオルケット等を用意しておきましょう。
夏場は携帯用扇風機や接触冷感素材の商品など熱中症対策をこころがけ、冬場は電子カイロなど季節にあった用品を用意しましょう。
《キャリートレーニング》
災害時に備えて一番大切なトレーニングです。
まず、キャリーの中にペットや飼い主様の匂いが付いているものを置いてあげると不安を和らげることができます。
また、トレーニング時にはペットの大好きなおやつやおもちゃを用意しペットのテンションを上げるように心がけましょう。
STEP.1: 少しでもキャリーに近づき、興味を持つ行動をしたらご褒美を与える
STEP.2: ご褒美を持ち誘導し、キャリーに顔や前足を入れることができたらご褒美を与える
STEP.3: キャリーの中に入れたらファスナーを閉めずにすぐ出られる環境にする →そのままその場でご褒美を与える
SETP.4: STEP.3を何回か繰り返しある程度キャリー内に滞在できるようなったらファスナーを閉めてご褒美を与える
SETP.5: STEP.4の時間を長くして問題なければ成功です。
出たがる場合は無理やり閉じ込めずいつでも出入りできるようにしましょう。
また、ワンちゃんにはキャリーに入ったらいいことがあるという意識付けをしていくと成功しやすいです。 お散歩やお外が好きな子には、キャリーに入ればお出かけできるという意識付けや おやつが好きな子には、キャリーに入れば特別おいしいおやつがもらえるなど・・・
怖がりのワンちゃんの場合、中々キャリーに慣れることに時間がかかるかもしれませんが
飼い主様が諦めず地道にとにかく褒めてトレーニングしましょう!
わかってはいるけど中々用意していないという方がほとんどだと思います。
改めて、災害はいつ来るかわかりません。 いつか用意するではなく、大切な家族の命を守るためにも今から準備しいつでも持ち出せるようにしておくことが大事です。
マナーを守り、みんなが安全に過ごせるよう備えておきましょう。