犬と共に生きるということは米澤さんにとってどういうことですか?
犬がいるほうが幸せですよね。前は帰ってくるとおかえりって必ず来てくれてそれが面倒くさくもあり嬉しくもあったんですけど、最近はもう来なくなりました。気配に気づかなくなっているんだと思います。しばらくすると眩しい目で「どなたさん」って顔をしていて「ただいま」というとだんだんわかってくるんです。そのあと、寝るときに布団に入ってくるんです。しみじみ平和だな、幸せだなって感じる瞬間です。
NAME : Rie Yonezawa / DOG : Pao, Cairn Terrier, 15 years old / Model : DOME Standard M
若者文化でにぎわう渋谷区原宿。その中でもアパレルや雑貨など多くのショップが立ち並ぶキャットストリートを1本裏に入ると、さっきまでの喧噪がまるで嘘のような閑静な住宅街がある。今回、お話しを聞かせていただいたAirBuggy for Dogユーザーは、そんな都会の一角にある、アパレルのPR会社にお勤めの米澤さん。最新の洋服に囲まれたオフィスを訪ね、愛犬との暮らしについてお伺いした。
子どものときから犬が好きだったという米澤さん。物心つかない頃から近所で飼われているブルドッグが好きで、周りの子どもが怖がる中、ひとりでよく会いに行っていたという。それが米澤さんの犬好きの原点。ただ、住んでいた家に犬を飼える環境がなく、代わりにオカメインコを3羽飼育していた。3羽目のインコが17年目で亡くなったとき、米澤さんのもとに犬がやってくる。オスのケアン・テリアで、名前はパオ。15年連れ添ったパオくんとの出会いはどのようなものだったのだろうか。
17年間飼ってきたオカメインコを老衰で亡くし「やっぱり生き物がいないのは寂しいよね」と母と話していたんです。そんな時、偶然入ったペットショップでパオと出会いました。ケアン・テリアという犬種は知らなかったんですが、見た瞬間ひと目ぼれでした。ただ購入してすぐ家に連れて帰れなかったんです。お店で売りに出されたばかりで、環境をすぐに変えるのが犬にとって良くないと言われちゃって。1週間ペットショップで売約済みの状態でウィンドウに出されていました。その間、何回も見に行って、家に連れて帰るのを待ち焦がれていましたね。
その後、パオくんとの生活を送ってみてどうでしたか?
本当に楽しいです。子犬で来た時はただただうれしくて、最初の3年間はあっというまでした。だんだん一緒にいることに慣れてきて、年をとって、病気になって。今は愛おしいという気持ちが強くなってきました。ああ、今日も気持ちよく寝ているな、おいしそうにご飯食べているな、とか。今はもうおじいちゃんになってきたので、朝、ちゃんと目が覚めるだけでうれしいです。
カートを使うようになったきっかけを教えてください。
パオが10歳のときに病気をしたんです。パオに自覚症状はなかったんですけど、検査で病気が判明しました。2つある副腎のうちのひとつを取り出し、ひ臓も全部摘出。ほかの臓器にもがんの影が見つかって摘出したんです。そのころからカートが必要になりました。パオが病院の床に伏せてしまうことで傷口に菌が入ったら大変ですし、わたしも具合の悪いパオを長時間抱っこしているのが辛くて、カートを使うようになりました。
どうしてAirBuggy for Dogを選んだんですか?
実は最初は違うカートだったんです。本当はAirBuggy for Dogが欲しかったんですけど、在庫がなくて最初の1年間ぐらいは友達のお下がりのカートを使っていました。でもそのカートのデザインがどうしても好きになれなくて。やっぱりAirBuggy for Dogを買っちゃいました。
犬と共に生きるということは米澤さんにとってどういうことですか?
犬がいるほうが幸せですよね。前は帰ってくるとおかえりって必ず来てくれてそれが面倒くさくもあり嬉しくもあったんですけど、最近はもう来なくなりました。気配に気づかなくなっているんだと思います。しばらくすると眩しい目で「どなたさん」って顔をしていて「ただいま」というとだんだんわかってくるんです。そのあと、寝るときに布団に入ってくるんです。しみじみ平和だな、幸せだなって感じる瞬間です。